標記事業は、県内在住の篤志家の方から「ひとり親家庭の財政状況が逼迫しているなどの理由から、大学に行きたくてもいけない高校３年生を支援したい」として、鳥取県に寄せられた寄附金を原資として、令和２年度に創設いたしました。

　当該事業の目的は、県内に在住する高校生または高等専修学校生（以下「高校生」という）であって、大学、短大、専門学校への進学を希望する者のうち、市町村民税の所得割が非課税世帯のひとり親家庭の児童、児童養護施設に措置または里親に委託された児童である高校生を支援するものです。

　かねてから続く物価高騰等の影響により、特にひとり親家庭では家計状況が悪化し、高等教育学校への進学に苦慮するなど、子どもの学ぶ機会が奪われようとしています。

　そこで、鳥取県子ども家庭部家庭支援課、鳥取県教育委員会事務局高等学校課、一般社団法人鳥取県私立学校協会、社会福祉法人鳥取県社会福祉協議会は、運営委員会を組織し、1人当たり１０万円の進学支援金を毎年１０人に給付しています。令和２年以降３８人に合計３８０万円を給付してきました。

◆令和４年度事業報告

　令和４年度は皆様の御協力により以下のとおり事業を実施することができました。感謝を申し上げるとともに報告いたします。